実質賃金

賃金として労働者に支払われるお金を名目賃金あるいは貨幣賃金と言い、貨幣賃金でどれだけの生活手段を購買する力があるかを示すものが実質賃金になります。実質賃金は名目賃金と生活物資の物価水準との間係で変動します。貨幣賃金が上昇しても、それ以上に物価が上がれば、実質賃金は低下したことになります。実質賃金は指数で示され、日本では代表的なものとして、労働省で発表している実質賃金指数があります。この指数は労働省の毎月勤労統計調査の賃金指数と、総理府統計局が調べる、消費者物価指数を使っで算出します。時間賃金が労働の量あるいは質に応じて支払われる形またはその方法で、労働の測り方には様々で、それに応じて賃金の形態も変ってきますが、大きく分類すると働いた時間に応じて決められる形の時間賃金、時間給、日給、週給、月給と、生産量や作業量に応じて決められる形の個数賃金とがあります。この基本形態の複雑な変形、組合せによって、実際の賃金が支払われています。

労働問題とお金

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