停滞的失業

停滞的失業とは失業形態の1つで、就業はしているが、全く不規則な就業で、低賃金、長時間労働を特徴とします。その代表的なものは家内労働や日雇い労働などになります。相対的過剰人口の下層部に滓のようにたまって、困窮者のプールとなります。独占段階では、存在形態もさまざまの形をとり、また量的にも増大します。小商人、個人サービス就業者などがそれにあたります。その失業期間は、長期にわたり固定化され、容易に正常な就業者となって上昇することがありません。
潜在失業とは通例の失業統計に記録されない失業で、隠れて見えない失業を意味しますが、形態は一様ではありません。適正な失業対策が準備されていないと、失業者は何らかの仕事を探し、いかに悪粂件でもそれに従事して生活の糧を得なければなりません。こうした就業音は、本来失業者の偽装され変形されたものであるにもかかわらず、統計上は就業者どして記録され、失業者としては記録されません。日本では農村にも都市にも、このような悪条件で働いている潜在失業者は多く、未就職失業者と呼ばれるものも潜在失業者の一種で、不完全就業と呼ばれるものは、部分的には潜在失業と重複しますが、これは仕事が短時間、不規則、不安定なものを含んでいます。

労働問題とお金

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