日雇、出稼ぎ

日雇労働者とは日々雇用という雇用形態のもとにある労働者のことを言い、大工や左官など熱練労働者も含みますが、現在では、不規則な雇用に加えて、単純、不熟練な労働に、低賃金で従事する最下層底辺の労働者の代名詞とされています。その数は200万人以上と言われ、建設業、陸上・港湾運送業、工場雑役、そのほか農業、漁業などに多くなっています。停滞的失業形態の代表的なものでもあります。
出稼ぎ労働者とは農村から一定期問を限って、農家家計を補充するために働きに出る労働者を言い。嫁入前の一定期間、繊維産業の工場で働く女子労働者、農開期の間、建設業、炭鉱、酒造、他地方の農林・漁業などに流出する季節労働者などが主な形です。昭和36年以後のいわゆる高度成長経済の下で、いわゆる農業構造改善事業の浸透につれ、季節労働者は一層増大し、さらにその流出期間が農開期をこえて、半年、1年と延長される傾向がありました。

労働問題とお金

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