ホワイトカラー

ホワイトカラーは精神労働、又は頭脳労働にたずさわり、収入を得て生活するものです。知識階級とも言われます。会社の事務職員、技術者、公務員、公団職員そのほか多くの階層を含み、地位からも部課長、高級官吏から、実際上は仕事も生活も下層の肉体労働者とかわらない下層事務員までを含み、全体的には経営者と賃金労働者との問に位置する中問階層を形成しています。自営農漁家、小工業主、商店主など、資本制社会での旧中産階級と呼ばれる層に対しその没落に替わって現れた階層であり、独占段階で特に拡大してきた層で新中間層とも言われます。日本では、生活レベルの上下差の大きな存在の中で、早くから知識層、ホワイトカラーの過剰現象が見られましたが、知識階級の失業現象の激しさ、昇進の道の狭難化とともに、特に第二次大戦後は地位の大幅な低下と不安定化がみられました。

労働問題とお金

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