労働力人口と労働市場

労働力人口とは生産年齢のうちで、学生、主婦、病人、老齢者など、労働につく意思あるいは能力のない非労働力人ロを引いたもので、つまり、職についている人、および職を求めている人の数になります。就業者だけでなく、労働する能力と意思を持ちながら雇用機会を与えられない失業者をも含めた人口です。日本の労働力人口に関するもっとも基本的な統計は国勢調査で示され、毎月の推計値が総理府統計局の労働力調査で示されているます。
労働市場とは労働力が商品として、一定時間で販売、購入される場合の仕組みあるいは機構を言います。日雇労働者の時や場合は、場所や仕組みが極めて具体的に目に映りますが、一般常用労働者の場合は、ある意味で捕象的であり、しかも実は一定の賃金その他の労働条件で、日々購入、販売されています。この場合、一定の種類の労働量が取引の目的となっでいるように、労働市場は、労働の種類および熟練度別に分かれて形造されます。職種別労働市場を自己の支配の下において、雇主と労働条件を取引したのが、19世紀の職業別労働組合いでした。しかし現実の労働市場は複雑で、特に日本の労働市場は、一般に職種別に横断的に形成されず、特に大企業の分野では企業別に労働市場が封鎖されていました。

労働問題とお金

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